30kgはあろうかという超巨大バックパックを背負い、
いよいよ旅立ち。
何がそんなにつまっているのかというと
大量の本(辞書、参考書類)
パソコン、そして
一年分のコンタクトレンズ(泣
これがね、ものすごくでかい。
80リットル登山用なのです。
「これ、女の子では絶対無理です!!
かろうじて背負えても階段上れませんよ!」
と必死で止めるお店のお兄さんを振り切り購入。
お兄さんは、正しかった・・
これ、普通に背負うと、立ち上がれない。
というかそれ以前に持ち上げられない。
まずはバックパックを椅子の上に置き
その椅子に自分も座ってバックパックを装着。
で、いちにのさんで立ち上がるしかないのです。
もうここまでくると重いを通り越して、痛い。
そして吐き気がしてくる・・
こんな大荷物を持って旅をするのはさすがに不可能。
そんな私の事情を察した日本の友人が、
荷物の一部を置かせてもらえるということで
あらかじめヨーロッパ在住のお友達を紹介してくれていました。
パリでシルバーアクセサリーを作っているおかまさんです。
「あいつ(おかまさんのこと)は絶対あたしに惚れてるわ!
どの程度惚れているのか潜入取材してらっしゃい!あたしの身の安全の為にもね!」
と日本の友人(←彼も男)に指令を受け、派遣されることに。
それにしても
旅においての大荷物は全てを萎えさせます。
荷物がでかくて重いとフットワークも重くなる。
新しい街に着いた時にはもうふらふらで
良い宿を探す気力なんてなくなるし、
納得のいかない宿でももう決めたくなってしまう。
宿に荷物を置いたら爆睡コースで
どこかへ行く気もなくなってしまいます。
体力的にもキツいのですが
パソコンなど貴重品と共に旅すると
何よりも精神的にくる!!
常に荷物に縛られながら、
制限されながらの旅は楽しさ半減。
ですから、おかまさんの申し出は
ひじょーにありがたいものでした。
というわけで、まずはイギリスを脱出し、パリへ向かいます。
超ヘビー級な荷物を背負い、
ホームステイ先からBrigtonのバス停に向かうだけでもうくたくた。
吐き気と頭痛に襲われ、この辺りの記憶は定かではありません。
ロンドンに向かい、国際線のバスに乗り換えます。
ビクトリアコーチステーションにて
バスを待っていたのですが・・・来ない。
乗車予定時刻を1時間すぎても・・来ない。
1時間半がすぎ・・やっとバス到着です。
まあ、時間通りに来ないのは良いのですが
バスとはいえ国際線なんだから
アナウンスぐらいあってもいいのでは・・
と思いつつ乗車。
バスはぶるんぶるんと発車。
なかなかの乗り心地です。
荷物を運んで歩いただけで
もうくたくただった私は速攻で爆睡。
気づいた時にはドーバー海峡でした。
バスごとフェリーに乗り込み、
船内のソファーでインド人のお兄さんたちと爆睡。
気づいたときにはフランスに着いていたので
どのくらいの時間乗船していたのかわかりません(笑

そして朝6時頃、パリに到着。
半分眠った状態のまま、
パリの中心から遠く離れた
メトロの駅に降ろされます。
早朝の為か、辺鄙だからなのか、
駅員さんすらいない。
だーれも、いない。
・・・はて
ここはどこだ。
どうやっておかまさん家まで行けばいーのだ。
パリに来たというのに一冊のガイドブックも持っていなかった私。
だってバックパックは辞書や教科書でいっぱいで
ガイドブックを持つ余裕がなかったのです。
途方にくれる私。
だーれもいない駅。
そこへ、一人の人間が!
よーく見てみると、あきらかに日本人!!
らっきー!!
ここぞとばかりにすがりました。
どうやら同じバスに乗っていた人らしく、
パリに滞在中で、
イギリスへ小旅行に行っていたとのこと。
本当に親切な方で、
目的地までの行き方を教えてくれ、
さらにはポンドしか持っていなかった私(バカ)に
ユーロコインを恵んでくださいました。
いやー、よかった。
無事切符も購入し、メトロに乗り込む。
そして目的地、Hotel de ville駅に到着。
地上に出てみるも、人っ子1人いません。
道はひろーいのに、お店もたっくさんあるのに、誰もいない。
人のいない都会は結構素敵ねえ、
とか考えながらおかまさん家を探す私。
ちなみに上の写真は人っ子ひとりいないHotel de villeです。
今思うと、単に日曜日の早朝だったから人がいなかったんですね。
でも当時はわかっちゃいなかった(笑
日本を出る時に友達が作ってくれた
駅周辺の地図をたよりにおかまさん家を探します。
友達の地図による素晴らしいナビにより、
全く迷う事無くおかまさんのお宅に到着。
パレでも有名なゲイ地区であるマレ。
お洒落なお店が多い事でも有名です。
そーんな一等地にあるおかまさんのフラットは
レトロな雰囲気ただよう素敵な建物。
おかまさんと私は、この時が初対面。
ちょっとどきどきしながら建物に入ろうとしたのですが・・
ドアが空かないっ!
パリのアパートメントって、
建物内部玄関口の大きなドア自体にロックがかかっていて
決められたコードを押さないと開かない仕組みになっているのです。
つまり、建物自体に入れない。
くそう、こんなにレトロでかわいらしい建物に
そんなハイテクな機能がついているとは思わなんだ!!
しかもインターホンはついておらず・・
さてどうしたものか。
中に入れず途方にくれていると突如ドアが開き
中からフランス人のおねえさんが!
どうやら今からお出かけで、中から鍵を開けたようです。
またもや、らっきー!!
お姉さんの脇を笑顔ですりぬけなんとか侵入成功。
おかまさんのお部屋に向かいます。
こんなにレトロでかわいらしい建物だけれど
ハイテクなエレベーターがあったりするんじゃないか!
と思ったのですがそんなものはもちろんございません(泣
半泣きで、ぷるぷるしながら階段を上ります。
ようやくおかまさんのお部屋に到着。
いよいよ潜入取材開始です!
ぴんぽーん
「はーい」
がちゃ
「いらっしゃーい」
出迎えてくれたのはとっても綺麗でかわいらしいおねえさん。
「うぇっ・・・?おかまさん?」

無事、友人の友人である
おかまさんの家に到着した私。
しかし出て来たのは
綺麗な女の人。
・・・・・
どう考えても女です。
可愛すぎます。
およおよとうろたえていると、
背後から一人の男性が。
「あら〜ん、いらっしゃーい!!」
!!
「どーぞ、あがって〜☆」
・・ほっ
いやー、さっきのお姉さんは
おかまさんのご友人だったよう。
あんなに可愛いおかまさんだったら
あたし女でいるのが嫌になってしまいます。
・・・・よかったぁ。
そしていそいそとお部屋にお邪魔する私。
突然押しかけた私にさらっとお茶の用意が。
さりげないもてなしが素敵です。
先ほどのおねえさんは
日本で雑貨屋さんを経営する店長さんで
ちょうどパリへ仕入れに来ていたところ。
もちろん、生粋の女子でございます。
その後、初対面にも関わらず3人で意気投合し
それはもう大盛り上がり!
初めて会った気が全くしませんでした。
おそらく5、6時間以上はノンストップで話し続け
その日は荷物を運んでくたくただったので
そのまま寝かせてもらうことに。
このお家、本当に居心地がいいんです。
ホームステイ先はちょっとした事情で
あまりリラックスできなかったのでもの凄くうれしい!
なんだか、ひさしぶりにぐっすり眠れた夜。
今日はパリからドイツ・ケルンへ。
ケルンに留学中の
幼なじみに会いにいくのです。
私のイギリス渡航後
彼女がケルンに居る事が突如判明(笑
というわけでいきなりドイツに行く事に決定!
彼女は東京、私は京都の大学に進学。
その為日本でもなかなか会えず、約3年ぶりの再会です。
パリ〜ケルン間はタリス号という高速電車に乗れば
ベルギー経由でたったの2時間。
ネット上でチケットの予約もできちゃいます。
経路は同じでも時間によって値段が変わってくるので
値段の安かった早朝の便で行く事に。
事前に予約しておいたので40ポンド☆
前日の夜に夜更かししてしまい
朝、寝坊しながらもドタバタしつつなんとか乗車。
席に着き、ほっと一息。
値段もお高めの高速列車とあって、車内も豪華。
ワインレッドの車体にゆったり広いシート。
ただでさえヨーロピアンサイズは大きいのにさらにでかい!
のんびり窓の外の景色を眺めながらケルンへ向かいます。
私、この移動の時間がだいすきなんです!
正直、観光はあまり得意ではなく、
旅においては移動と遺跡でのお昼寝が一番の楽しみ。
インドア派なんだかアウトドア派なんだかわかりません。
うきうき電車の旅を楽しんでいる間にあっと言う間に2時間が経過。
あれ。
まだ、フランスじゃないですか。
・・・・まあいっか。急いでないし。
ということでまたボーっとしていると1時間経過。
あら。
まだベルギーじゃないですかっ。
・・・・まあいっか。こんな綺麗な列車に長く乗れるんだし。
まあ、私はただの観光客なので
別に1時間くらい遅れようが何の問題もないのですが
何が驚きって、同じ車内に居合わせた現地のサラリーマンの皆様。
全く焦っておらず、携帯電話で連絡を入れる人すらいない。
いやー、のんびり。
うー、こんな環境で仕事したいっ!!
ちなみにフランスには週35時間以上働いてはいけない
という法律があります。
なんとそれ以上働くと罰せられてしまうのです。
それに加えて年5週間の有給休暇。
いわゆるバケーションってやつです。
まあ、個人の労働時間が規制されているせいで
土日にはお店は閉まってしまうし、
スーパーも夕方にはぜーんぶ閉まる。
首都・パリでさえそうなんです。
日本の便利な生活からは想像もできないですが
おひさまと一緒に生きている感じがして、私は大好き。
ただ、旅している時にはちょっと辛いですけど・・
自動販売機もないし、かなりひもじい思いを何度も経験しました(笑
食べ物ならまだいいけど飲み物が手に入らないのは辛い(泣
ちょっと話がそれましたが、
そんなこんなで約2時間遅れでケルンに到着。
駅まで幼なじみがお迎えに来てくれました。
感動の再会!
いやー、まさか日本から彼方ドイツの地で再会するなんて!
感激もひとしおです。
ケルンの街をちょろっと周り、さっそく彼女の住む街へ。
ケルンのすぐ外にあるエッフェルンというところ。
学生さんがたくさんいる街です。
彼女はフラットに住んでいて、これがまた広い!
お部屋にお邪魔して、荷物を整理。
・・・していると・・・
ちゃり
ん?鍵だ。
ああ、そうそう、これ、おかまさん家の合鍵だ。
・・・
ちゃり
あれ?もういっこ・・・
・・・
・・・
げっっっ!!
なんとおかまさん家の鍵、
二つとも持って来てしまったのです!
これではおかまさんが外に出られない・・・
焦りながら早速おかまさんに連絡。
すると
なんとおかまさんも気づいていなかった。
ほっ
今日は制作に集中していたので
アトリエから外出しなかったのこと。
でもケルンには4日ほど滞在する予定。
さすがに4日間おかまさんを
アトリエに閉じ込めるわけにはいきません。
というわけで、明日の早朝、
またもやパリへとんぼ帰りすることに(泣
おっちょこちょいにも程がある・・
ちなみに次の日、
ケルンからパリへ行きおかまさんに鍵を返し、
その足でまたケルンへ。
日帰りでフランスードイツ間往復してしまいました・・
えへ。
ドイツ・ケルンにて留学中の友達に連れて来てもらった
チョコレート博物館。
名前の通り、
チョコレートの博物館です。
館内にはチョコレートの歴史や
チョコレート工場、
原材料であるカカオ栽培の為の温室、
果てはチョコレートの自動販売機まで展示されています。
チョコレートの香りに包まれながら館内をうきうきと探索。
そこで出会ったマネキンがコレ↑
・・・・・
見てください、この涼しげな目元!
豊満でエロス漂うあのくちびる!!
極めつけは彼のアイデンティティを集約したかのような
そのホクロ!!
もう・・・、もうドイツ人のセンス大好きっ!!
町中でも歩いてたら結構なんだかおかしなものに出会えます。
まだまだネタはあるので随時アップしていきますよぅ!
まあ、留学中の友人は
「こんなんばっかりでアホすぎて腹が立ってくる」
(マジギレ)と言ってましたが・・・(笑
夢中でマネキンの写真を撮るも、
結局何の為の展示だったのか分からずじまい。
一体何だったんだろう・・・
誰かケルンに行く事があれば検証してください。
その後チョコレート工場にて
チョコレートの出来る過程を見学。
味見までさせてもらって上機嫌です。
チョコレートの流れるベルトコンベアーを眺めていると
その隣にでっかーいおもちゃのような赤いボタンが。
透明なケースで覆われています。
興味津々でケースを触ってみる。
お、空いた。
押し心地のよさそーな赤いボタン。
押してみよ。
ぽちっ
ジリリリリリリリ!!!!
うわっ
「%&☆&%#$$”&☆!!」
何やら叫びながらドイツ人のおねーさんが
すごい剣幕でやってきました。
ドイツ人にあの体格と顔つきで怒られると本当に怖いっっ!!
いやー、どうやら非常用のベルだったよう・・・
気付けよっ!↑
うむ、確かに言われてみるとそんな感じなのですが
おもちゃのようなチョコレート工場の中にあって
おもちゃのように見えたのです。
絶対一日8人くらいは鳴らしてると思われます!!
赤ボタン、みんなで押せば怖くない!!
みなさん、チョコレート博物館にいらした際は
是非押してみてください。
ぽちっ と感が最高です。
今日はお買い物へ!都会嫌いの私ですが、
パリは例外。
都会なんだけれど、
時間がゆっくり流れていて
すごく落ち着けるまち。
芸術家が集まる街っていうのも、
よくわかります。
居候させてもらっているお家はマレ地区という場所。
ノートルダム大聖堂にもほど近く、
お洒落なお店が集まる界隈なのです。
そのお陰もあって、すっかりパリ暮らしが気に入ってしまった私。
ぷらーりお家のまわりをお散歩です。
その中で私のハートをつかんだのが手芸パーツの問屋さん!
もう、もう、すっごく可愛いボタンやチャーム等が
山と積まれているのです!
おもわずふらりと立ち入り、片っ端から品定め開始。
すっかり夢中になっていると、店員のおねえさんがやってきて一言。
「ここは問屋だから300ユーロ以上からのみの販売よ」
さ・・・さんびゃく・・
それだけあれば一体何泊できるんだ!
どんだけ旅できるんだ!
と思いつつもパーツたちの誘惑に勝てない私・・
結局お買い上げ〜〜
そう、300ユーロ分です(驚
あえて300ユーロが何円なのかは記しません。
調べてくださいっ!!

7月18日からスペインにて
遺跡発掘のお仕事が始まります。
このプロジェクトは
現地集合・現地解散。
ですからとりあえずは
ミーティングポイントへ
たどり着かなければいけません。
バルセロナ近辺のTortosa駅で
16時に待ち合わせ。
この待ち合わせに遅れるとえらいことになるので
早めに到着しておきたいところ。
でも、ネットで調べても全く情報が出てこない・・
どこにあるんだTortosa!!
まー、スペインまで入ればなんとかなるだろういうことで
とりあえず電車でバルセロナまで行ってみることに。
そこでフランス国鉄(SNCF)の駅まで、チケットを買いに行く事に。
パリにはなんと7つも駅があります。
とりあえずはお家から一番近いGARE DE L'EST(東駅)へ。
やはり首都だけあってパリの駅はどこも込み合っています。
その日も窓口にはながーい列が出来ており、
私はその最後尾に並びました。
待つ。
1時間ほどで、列の中程に。
待つ。
待つ。
ん?
列が全く進みません。
なにやらみんなが叫んでいますが、フランス語が全く理解できず
ぽかーんとするしかない私。
英語のできそうな駅員さんにたずねてみると
どうやら国鉄のパソコン全部が壊れてしまったのこと。
だから全く発券できないというのです。
すでに2時間待ったのに・・
早くチケットを取らないと、バルセロナに行けない!
ということで食い下がったのですが、どうしても無理らしい。
ちなみにSNCFでは自動販売機で
チケットを購入することもできるのですが
なぜか機械が私のクレジットカードを受け付けず、使用不可能。
その後1時間ほど待ちましたが事態は変わらず
結局今日はあきらめてお家に帰ることに。
ケルン行きのタリス号も75%の確率で1時間以上は遅れてたし、
結構フランスの鉄道って時間守らないのねえ・・
今回は遅れたらシャレになんないのでがんばってくれよう(泣
しかし今日はどうにもならないようなので
おかまさんにお願いしてもう一日、居候させてもらえることにしました。
ごめんなさい、ありがとうおかまさーん

無事、チケットを確保し
Paris Austerlitz駅から
Barcelona Sants駅へ。
おかまさんが見送りに来てくれ、
旅の前に一枚記念撮影。
おかまさん家に荷物を預けてきたので
バックパックも軽々です!
夜行列車のクシェットで移動。
クシェットとは簡易寝台のこと。
個室寝台よりも割安な料金で利用でき、
ベッドメイクは各自で行います。
昼間は座席として使用している部分を
引き出してベッドとして利用するので
カーテンは着いていません。
男女も混合でございます。
抵抗のある女の子は車掌さんにお願いするといいかも。
まあ私はいつも気にせず混ざっておりましたが。
割安とは言っても片道112ユーロ也。
ヨーロッパの交通費、痛いです・・。
本来なら余裕を持って昨日のうちに
パリを出発したかったのだけれど
チケットがとれなかったのだからしょうがない。
けっこう時間に余裕がないのでちょっとどきどきです。
バルセロナからミーティングポイントであるトルトーサまでも
何時間かかるのか、何時に電車があるのかもわからないし。
いつものことながらぶっつけ本番な旅です。
両親にはとても見せられないこのブログ(笑
そして朝8時にバルセロナSaint駅に到着。
うぬ。
真っ暗。
なんでまだ暗いんだ?
と思いながら列車を降り、階段を登る。
すると朝日が!!
そう。この駅、なぜだか地下に到着するんです。
朝でも暗いので、夜行列車で到着する時は要注意!
気をつけていないと目が覚めません。
乗り過ごしそうになります・・。
そしてそそくさと鉄道インフォメーションへ。
トルトーサ行きの電車について尋ねます。
「何時に電車ありますかー?」
「今日の便は終わりましたー」
はいっ?!
なんで朝の8時に電車が終わるわけ?
いくら田舎の駅でもそれはないでしょう!
あわてて詰め寄る私。
「なっ、なにかバスとか他の交通手段はないんですかっ?」
「さー?」
うふふ。さすがスペイン。
全くあてになりません。
そこでバスステーションへ行ってみる事に。
一歩駅から外へでると、そこはなんだかアジアの香り。
なんだかタイに似た雰囲気があります。
とてもスランスのお隣とは思えない!
なつかしさを感じつつ、バスのインフォメーションへ。
「トルトーサ行きのバスってあります?」
「ないよ。トレインステーションから行きな」
・・はい。
うむ。そうだよなぁ。
普通に考えて、電車、やっぱりあるはずだよねえ?!
もう一度トレインステーションのインフォメーションへ。
「やっぱり・・やっぱりないんですかねっ?」
「ないです」(即答)
うーむ・・・。
きっとこのおねーさんは新人だ。
絶対適当に答えてる!
この時間帯に電車がないはずがない!
そう考え切符売り場の窓口へ。
「トルトーサ行き、一枚くださーい」
「ほい」
・・・あるやん!!
片道9、5ユーロ也。
なんだったんだろう、あのおねーさん。
そして無事列車に乗り込む。
よっし、これならなんとかミーティングポイントに
余裕を持って到着できそうだー。ほっ☆
うむ、スペイン国鉄やるなあ!
9.5ユーロと安い割に車内は新幹線ばりにキレイ!
車窓から眺めるスペインの風景は予想していたよりも殺風景。
緑が少なくて、岩がごつごつしてる。
2時間半ほどでトルトーサ駅に到着。
駅には全く人気がない。
ミーティングまで3時間ほど時間があったので
ちょっくら街を散策してみることに。
しかーし。
今日も日曜でお店がぜーんぶ閉まってる・・。
靴下買いたいのにー!
私は普段、いっつも裸足です。
ですから靴下いらずです。
旅にも持ってきませんでした。
でも遺跡発掘のお仕事をする限りは靴をはかなきゃいかん。
靴はパリでお買い上げしてきたのですが
靴下のことをとーんとわすれておったわけです。
ぜーんぶ閉まっているので仕方なく公園でぼーっとする。
するとなにやらおにーさんに話しかけられた。
マシンガンのように話す彼の話をまとめると
どうやらパキスタンから来たらしい。
この間スペイン人の彼女に振られたらしい。
スペイン人の女の子は可愛くてセクシーだが
彼にとっては悪魔らしい。
それに比べて日本人は正反対だと思っているらしい。
・・・ちっちゃく失礼だ。
すいませんねー色気のかけらもなくて!
でも、事実なので、何も言えません(泣
しかし、別に日本人は天使のようでもないと思う・・
あくまで個人差です。
そうこうしているうちに集合時間が近くなり、駅へ向かう。
もうすぐ一緒に働くみんなと顔合わせです。
どきどき。

いよいよ、
メンバーのみんなとの初顔合わせ。
これから毎日24時間一緒に
働いて、食べて、寝る人たち。
いい子たちだといーなぁ!
わくわくどきどきです。
待ち合わせの時間まであと30分。
駅のベンチに座って待つ私。
すると女の子二人組に声をかけられました。
陶器のような美肌にダークヘアーのべっぴんさんと
ブロンドのロングヘアーに日焼けした肌が印象的な爽やかさん。
「あなたも遺跡発掘のスタッフなの?」
と話しかけられ
「う・・うん」
「どこから来たの?」
「に・・・日本」
こう答えるだけで精一杯(泣
イギリスに一ヶ月留学していたのに、
全く英語が理解できない・・
聞き取れないし、話せない。
一ヶ月じゃ、英語に慣れるだけで終わっちゃうよ、
とは聞いていたのですが・・・
でも、なさけない〜
そんな中、なんとか理解できた(はず)事は
ダークヘアーの彼女の名前はLucie。
チェコから来たそうな。
ブロンドの彼女はLorenという名前でフランス人。
このプロジェクトの前にはチェコで
別のプロジェクトに参加していたらしい。
二人はバルセロナからの電車でばったり出会い、
もとからの知り合いではないんだそう。
二人とも英語ぺらっぺら!
もんの凄いスピードで話すので聞き取るだけでも精一杯。
しかも話の3割くらいしか理解できず・・
Lorenはマルセイユからやって来て、パリが大嫌いなんだそう。
大阪と東京みたいなものなんでしょうか。
Lucieは腹の虫をぐうぐうさせていたあたしに
大量のビスケットを恵んでくれました。
なーんて優しいんだ〜
アジア人だから差別されたりしないかしら・・
とかちょっと脅えていたのでほっと一安心。
出発前に海外生活を3年経験した友人に
「やっぱり差別は存在するからね。覚悟しときな」
と言われていたもので。
その後たくさんの女の子たちが続々と到着。
お互い自己紹介し合うものの、多すぎて覚えられない・・
今のところ覚えているのはイギリス人のAmy。
突如みんなの前で
「はーいえう゛りわん!あたしはえいみーよ!」
と手慣れた雰囲気で自己紹介を開始。
どうやら彼女はお国で学校の先生をやっていたのだそう。
だからこんなに手慣れているのねえ。
気付くと集合時間の16時をとっくに過ぎていてもう5時。
すでに20人ほどが集まっていました。
当初の話では15人ほど、と聞いていたのだけれど・・
でも・・・男の子が一人もいない。
遺跡発掘なのに、オール女の子ですかっ?!
隣でLoren、本気で怒ってます。
「あたしはこの仕事で男をゲットしたかったのにっ!」
・・ここだけ、聞き取れました(笑
するとLucie
「まあ、そのお陰で血を見ずにすむわね」
と一言。
うーむ、外国ちっくな会話だぁ
とか意味不明な感想を抱く私。
とかなんとか考えているうちにもう6時。
集合時間から2時間も過ぎているではないか・・
ここでは全てがスパニッシュタイムで進むようです。
ここでようやくリーダーが到着して点呼開始。
どうやら、モロッコ・韓国・日本から来るはずの
3人が到着していないとのこと。
おお!同じプロジェクトに日本人がいたのね!
とりあえず6時半までみんなで待つ事に。
リーダーは特に日本人のマリコさんを心配していて
私に「彼女を見かけなかったか?」と尋ねてくる。
毎年、ミーティングポイントまで辿り着けない人が多発するらしく
その中でも日本人が一番多いのだとか。
うむ・・・マリコさん、どこにいるのだ・・
結局6時半になっても誰も来ず。
仕方なく村へ向かうことになりました。

さて、みんなでバスに乗り込み、
Tiveneyという村へ。
今回のお仕事場所である遺跡発掘現場、
イベリア遺跡の最寄の村です。
しっかしこれ、バスなのに、山道なのに、
ありえないハイスピード!!
へんてこスパニッシュソングで
ノリノリドライバー
100キロは出ていたはず..
ラティンの血はすごいです。
村に到着。
人口100人もいないんじゃないかと思うような小さな小さな村。
茶色のレンガ作りの家がひしめき合い、
洗濯物がぱたぱたゆれる。
窓辺にはたくさんのお花。
路地では猫がのんびりお昼寝していて
その隣でおじさんたちが額をつきあわせカードゲーム。
まるで映画の中のような風景です。
発掘の間、この村の小学校で寝泊まりさせてもらうのです。
宿泊は学校で寝袋、と聞いていたのでけっこう過酷かと思いきや
ここ、小学校なのにシャワーもキッチンも着いてる!
なかなか快適でございます。
上の写真は校庭から見える教会の塔。
15分ごとにベルを大爆音で鳴らし、時間を告げてくれます。
みんなは「Fu*ki'n Church」って呼んでました(笑)
10人ずつ2つの教室に別れ、寝袋で自分の寝床を確保。
オール女の子なので気が楽です。
すでにみんなすっぽんぽん。
いや、まあ、ものすごい暑さだから気持ちはわかるけど、
ここ、教室だから窓から外にまる見えよ?
そんなこんなでみんなで夕飯作りを開始。
合計25人分のご飯を作るのは一苦労。
さらにベジタリアンもたくさんいるので
彼女たちの分も考慮してメニューを考えなくてはなりません。
Lucieもベジタリアンなんだって〜
なんだかびっくりです。
日本だと、ご飯を作るときみんなに
ベジタリアンかどうかなんて確認しませんよね?
自分の常識がいかに「日本の常識」であるのかを実感。
当たり前のことなんだけれど、そのことを改めて再確認しました。
明日からは、いよいよ夢にまでみた遺跡発掘です!!
さて、いよいよ遺跡掘り開始です!朝から考古学の教授がやってきて
まずはお話を聞きます。
これがまたなんとも楽しそうなお話!
興味津々で必死に
耳をかたむけておりました・・が。
わからん。
聞き取れない。
専門用語ばっかりな上にスペインなまり。
さらにありえない速さ!
ラテンの人々ってなんであんなに早く喋るんでしょう・・
自分の語学力のなさがくやしぃぃぃ
いっつもみんなのお世話になりっぱなしです。
ま、気をとりなおして。
これから私たちが掘る遺跡は
イベリアンカルチャー(Iberian Culture)と呼ばれるもの。
紀元前7世紀頃、スペイン南東部・カタルーニャ地方へ
ケルト族が流入し、起こった文明。
当時の地中海でも最も重要な文明のひとつでした。
2600年前の住居跡と、塔の発掘を行います。
上の写真は塔を掘り起こしているところですねー。
まだてっぺんしか出てないでしょ?
あまり資金がないらしく
1年に1回だけ、1ヶ月の間ボランティアを使い
発掘する資金を出すだけで精一杯なのだそう。
全体像が明らかになるまで
果たしてどれだけの年月がかかるのやら・・
ちなみに、なんと私がこの遺跡にやってきた
初のアジア人なんだって!
わーいわーい♪いちばんのりだーい♪
これから毎日この遺跡にやって来て
えっちらおっちら掘るわけです。
掘るのはけっこう楽しいのですが
土と石を移動させるのがこれまた、重労働・・
なのになぜかメンバー25人中24人が女子!
ハーレムもいいとこです。
力仕事だってゆーのに!
教授の趣味か・・?
謎です。
ちなみに私は正真正銘の遺跡フェチですが
「研究したい」というより「触っていたい」
だから大学でも考古学を専攻しなかったのです。
だって、遺跡は朽ちて行くから美しいの!
保存する必要はないと思ってる。
とはいえ破壊されるとものすごい憤りを感じますが。
ですからひたすら掘り掘りするのはもー楽しくて仕方がなかった!
でも他の女の子たちにとってはそうでも無かったようで・・
みんな途中からキレてました(笑)
作業中に居眠りをはじめる子や、姿をくらます子。
まぁ、それくらいならいいのですが。
「izu!アナタそんなに掘らなくていいのよ!
だいたいアナタは働き過ぎなのっっ!
少しはサボりなさいっっ!!」
とスコップを取り上げようとしてくるのには驚いた。
だってあたしワーカホリックなんだもん・・
日々遺跡掘りに明け暮れる24人の乙女たち
(と、少年一人・オヤジ3人)
それではこんな私たちの一日を
ご紹介いたしましょう。
●朝6時 起床
大爆音のスパニッシュポップスで起床
これがあり得ないくらいに、ダサい。
(ごめんなさい・・個人的意見です)
腹がたつくらいにダサい。
イライラ感で目が覚めます。
ある意味、すごく効きます(笑)
みんな軽くイライラしながら朝ごはん
ビスケットとコーヒーor紅茶が基本。
●7時 村から歩いて1時間ほどの発掘現場へ。
脱水症状になりやすいので
でっかいタンクに水をつめて
えっさほいさと運びます。
●8時 遺跡とうちゃくー
住居班と塔班に別れ発掘開始。
●10時 おやつ(meriendaメリエンダ)の時間
サンドイッチを食べて、しばし休憩。
●11時 発掘再開。
●13時 お仕事終了!!
あれっ、もう終わり?
でも、この気候で発掘作業をするには
この位の時間数が限界らしい。
これ以上やると危険なんだって。
実際、疲労感はすごかったです。
お仕事が終わるともう砂まみれでどろっどろです。
そこで、服を脱ぎ去り、運河へどぼーん!
あ、水着は着てるよ、もちろん。
空になったタンクを浮き輪代わりに
ぷかぷか流されながら村へ帰るのです。
これがもうさいっこう!!
くったくたの体をただ水の流れにまかせて
ぷかぷか浮かびながらあおむけになる
青い青い空とオレンジの樹々だけがみえる
ざわめく葉擦れのおと
ぽこぽこぽこ・・水のおと
風に乗り、かすかに聞こえる民家のラジオ
天国でした。ほんとに。
悲しくて、悲しくて、どうしようもないことがあっても
あたし、ここを思い出したら生きていけると思いました。
●14時 村に到着。おひるごはん。
学校に戻ると、キッチン班が
おひるごはんを作って待っていてくれます。
ちなみにキッチン班は交代性。
5つのグループに別れ、1週間に1度
発掘せずにキッチンでごはんを作るのです。
●15時 お昼寝(Siestaシエスタ)の時間。
スペインの夏はあまりにも暑さが厳しいので
14時〜17時はお昼寝の時間。
お店だってぜーんぶ閉まっちゃうのです。
うーん、合理的!
大都市ではシエスタを取らずに
営業し続けるお店もあるようですが。
この村はもちろんしーっかり休みます!
乙女たちも、もちろんぐっすりお昼寝。
まぁ、暑すぎて寝れないんですが・・
●17時 お店が開きはじめる時間
皆、そそくさと起きだし、お菓子を買いにでかけます。うふ。
ほんと毎日行ってたなぁ〜
中でも桃のジュースがね、もんのすごく濃厚でおいしいのっっ!
スペインに行く際には是非、おためしあれ!
瓶入りでね、1、5ユーロくらいなんだけど
一体桃がいくつ入ってるんだ!という満足感です。
再びお腹を満たした後には付近へお出かけ。
近くの山へ登山に行ったり、
川へ泳ぎにいってみたり。
スペインの夏は日が長く、21時くらいまで明るいので
17時からでもたっくさん遊べるわけです。
●21時 ゆうごはん。
日が長いので、ゆうごはんの時刻も遅いのです。
そして食べ終わると、
村のバーにみんなで繰り出します。
このバーがまた最高で!
川岸の大木の下にあるのです。
もちろん全てテラス席!
ビール飲んでも1ユーロしなかったような・・
あたしは下戸なので詳しくは覚えておりませんが。
そして日付が変わった頃に学校に戻り、就寝。
こうして一日が終わるわけです。
超重労働だったのに、
体重1キロしか減らなかったよ・・ぐす。
村の陶器工場に行ってきました☆なんでもこの辺りでは
いい土が多く取れるらしく
陶器業が非常に盛んだったのだそう。
しかし今ではだいぶ仕事も
減ってしまったのだそうな。
なんでなのかは・・説明されたんだけど
忘れました、はい。
素敵なひげをたくわえたセニョールが
匠の手さばきで陶器を作っていきます。
ひげフェチの私には至福のひととき。
作り方って、日本の陶芸と変わらないのね〜
ろくろをぐるんぐるんまわして作ってました。
うっとり見とれていると、
一人だけ特別に陶器を作らせてもらえるとのこと。
「うーんと、じゃあ・・・この娘!」
わーい♪
あたくし見事ご指名を受けました!
これこれ!この写真!↑
うれしくて撮ってもらいました♪
こういう時、マイノリティーって素敵です。
ヨーロピアンの中にアジア人が混ざっていると
嫌が応にも目立つのでこういう時、
けっこう指名してもらえます。
自分自身がアジア人で差別された、という経験はあまりなく
かえって得したことの方が多かったなぁ。
確かに、差別は存在します。
地球上から消えることは無いのではないかと思う。
ふらふら放浪していれば、
道を歩いていて、いきなりごみを投げつけられたり、
なーんてこともありました、はい。
でも彼らは私と一言もしゃべったこともない人たちで
私のことを1%も知らない人たち。
肌の色だけで私を判断しているのでしょう。
肌の色、人種、性別、宗教
それだけで人を判断してしまうのはあまりにも勿体ない。
どんな肌の色・人種・性別・宗教でも
素敵な人はたくさんいるもんです。
ってー、こんなことえらそうに言ってる私も渡航前には
「アジア人だって事で差別されないかなー」
と、ちょっとどきどきしていたのです。
これだって、一種の偏見ですよね。
「欧米人は、アジア人を下に見ている」
という偏見。
偏見をなくすって、難しい・・
偏りのない目で世界を見て行けるようになりたいものです。

陶器工場での見学を終えると
みんなで車に乗り、移動。
村の人たちが有志で車を出してくれ、
7台の車に別れて乗り込みます。
村の人たち、ほんっとに気のいい人たちばっかりで。
交通手段のない私たちを
いろんなところへ連れて行ってくれます。
しかし。今からどこ行くんだー?
と思っていると、村の周囲で一番高い山の中腹に到着。
「はーい、今から登山でーす」
なぬぅっ!!
あー、あたし、スカートだよ・・
ロンスカに、しかもサンダルだよ・・
うふふ。
これだから言葉わかってないおばかさん(私)はキツいです。
言葉がまだまだ理解できない私。
何が分かっていないのか分かっていない、という
最悪な状態(泣
今回みたいに自分にしか迷惑がかからない事ならいいんだけど・・
みんなに
「そんな格好で山登れるのか!」
と心配されつつ登山開始。
でもこれ、登山っていうよりロッククライミング?
というようなごつごつの山肌に
やたら棘の多い植物たち。
スカート、びりっびりに破けちゃいました・・
そうこうしながらみんなに助けられ、ようやく辿り着いた山の頂上。
!!!!!
めーーーっちゃきれい!!
周囲を一望する素晴らしい眺め!
苦労した甲斐があります!
しかも山頂にはこれまたすんばらしい遺跡が!
ただでさえ遺跡好きなのに!
ただでさえ高い所好きなのに!
ダブルでタッグ組まれちゃあ、もうたまりません。
遺跡のてっぺんに登って、ぼーっと景色を見てました。
あの人に、この景色をみせたい

今日は、住居の発掘を担当。
昨日まで掘っていた塔の発掘は
ひたすら土を掘り返し、
取りのぞく作業の繰り返しでした。
気分はまさに土方さん。
でも今日、
初めて住居を発掘してびっくり!
じゃんじゃか陶器のかけらが
出てくるのです!
わ〜〜〜い♪
た〜の〜し〜い♪
ほんとにもう出血大放出で!
じゃんっじゃん出てくるのです。
あまりに多いからしょっちゅうつるはしで
粉々に砕いてしまったり!
あわわわわわ
急いで教授に謝りに行くと
「いーよ、そんなのたくさんあるし〜」
ほっ
さっすが教授です、懐がでかいです。
しかし2000年以上も前の陶器が
こうして土の中から出てくるなんて!!
もうっ!
これぞロマンです!!
ちなみにイベリアンカルチャーでは、住居跡から
子どもの死体がよく発見されるのだそう。
子どもが死んでしまった場合には、
家の中に埋葬する習慣があったんだって!!
と、いうことは、今あたしが発掘してるこの住居にも
子どもが眠っているかもしれないんだ・・
・・陶器みたいに砕かないように気をつけようっと。
さて、夜には教授たちとバーへ涼みに行きました。
ほんっっと、このバー素敵♪
今日は月が明るかったので
つきあかりが照明代わり。
気持ちよい風に吹かれながら
今日も楽しくジュースを飲みました(笑
前にも書いてた桃のジュース、Graniniって名前でした!
ほんとにおいしいのでおすすめ!!
イギリスやフランスでも売ってたので試してみたけれど
微妙に、いや、けっこう味が違うのです。
ヨーロッパ全土にあるのかな?
詳しくはわかりませんが、
あたしはスペインのやつが一番おいしいと思う!
ぜひためしてみてねーん♪
今日も仕事を終えた私たちにリーダーがひとこと。
「お祭りいきたいひとー?」
「はぁーーーいっっ!!」
はい、またもや25人で大移動です。
しっかしほんとにみんな
毎日毎日よく働き、
よく食べ、よく遊びます。
今日はどうやらトルトーサ(Tortosa)の夏祭りの日。
うわーい、らっきー♪
またもや村の人たちに車を出してもらい、トルトーサへ。
初日にみんなと合流したトルトーサ駅のある街です。
夜20時、街に到着すると・・・
ええっ?!
これがあのトルトーサ!?
信じられないくらいに街の様子が変わっています。
街中の道には車の姿は無く、
ワラが山積みにされ、それを馬が食ている
道の両脇には木のテーブルが並べられ、
陽気にお酒を飲み、歌い、踊るひとたち。
街行く人はみんな中世の衣装に身を包み、
まるで中世スペインにタイムスリップしたかのよう!
真夏のスペインの夜20時といえば、
少し日が傾き始めるころ。
「さあ、夜はこれからだ!」
と言わんばかりの熱気にあふれています。
うきうきしながら街の散策を始めます。
たっくさんの人・人・人!
そしてたくさんの露店やミュージシャンたち!
作り立てのチーズや、たくさんのハーブ、
フルーツや野菜、チュロスなどのスナック。
どれもこれもおいしそうで目移りしちゃいます。
あれもこれもと食べ歩きしながら街をふらついていると、
ふと、ひとりのおじいさんと目が合いました。
なんだか不思議な雰囲気の、
まるで魔法使いのような格好をしたおじいさん。
おもわずじーっと見つめていると、おじいさんが手招きを。
吸い寄せられるように近づくと、
「手、出して」
『?』
手を差し出すと、おじいさんは私の手に
茶色い粘土のようなものをのせました。
「にぎって」
むぎゅ
「ひらいて」
ぱか
するとおじいさんは私が握った粘土を手に取り、
まじまじと見つめました。
そしてひとこと。
「い〜ねぇ〜」
ほえ?
ぽかーんとする私に向かって
「好きなように生きなさい」
そう言うと、先ほどの粘土にひょいひょいっと細工をほどこし、
私にプレゼントしてくれたのです。
「お守りだから、とっときな」
それが、上の写真↑
なんか、かわいいでしょ?
どうやら後で聞いてみると、
このおじいさん、占い師さんだったよう。
手相ならぬ、握り相占い!
おもしろい占いがあるものです。
他にも占ってもらった、という子がいたのだけれど
細かいところまで彼女の問題点を指摘してくれて、
それがまたすんごく当たってたんだって!
1人3ユーロだったそうな。
なんであたしは
「い〜ねぇ〜」
だけだったんだ・・・
タダだったからかしら?やっぱり・・
まぁ、いいや!
きっと問題点がなかったんだろう、という事で!
(いつもの自分に都合の良いポジティブシンキング)
ありがとう、おじいさん。
あたし、好きなように生きるね

今日は土曜日!
ということはお仕事はお休み。
仕事があっても
毎日遊びに出かける私たち。
お休みとなれば
もちろんさらに遊びます!
というわけで、今日は早朝からタラゴナ(Tarragona)へ。
バス内で爆睡している間に、はい到着。
前にも書いたけどほんとにね、
このバスね、あり得ないくらい早いのです。
ヘアピンカーブの山道を、猛スピードで走るのです。
あんまりにも早いから、ちょっとはかってみた。
その結果、18Kmを7分で走ってました!
ほら、ちょっと計算してみて〜
えっと、えっと、分速約2、57Kmで・・
時速だと・・
約154Km!!!
うげっ。
予想以上で私もびっくり。
よく死ななかったなぁ。あたしたち・・
そうして辿り着いたタラゴナの街はとってもキュート!
街並がとっても素敵なのです〜
何が素敵って、街中にローマ時代の遺跡が普通に存在しているの!
海辺にはコロッセウム
広場や通りにはローマ時代の壁の一部が残ってる
その壁の脇にカフェがあって、お茶が楽しめる
遺跡と街、人々が共存している街
感動でした。
2000年も前のものが残る中で、
現在も人々が生活を営んでいるなんて!
遺跡フェチにはたまらない街です、はい。
あまりにも暑いので早速ビーチへ行く事に。
このビーチがまた最高なんです!
青い、青い海に美しいビーチ。
波にゆられながら顔をあげると
そこにはコロッセウムが!
ビーチ+コロッセウムですよ!?
あり得ません、この組み合わせ・・・
幸せすぎます
ビーチでひたすら泳ぎまくり、
涼しくなって来た頃に夜の街へ繰り出します。
どうやらみんなは村にはない
「なにか」にどうしても行きたいようで・・
「ねーね、どこいくのー?」
「決まってるじゃない、ディスコテックよ!!」
!!!
ででででぃすこてっく!!
ほほう、英語ではそう表現するのね・・
*注:このプロジェクトの25人中
ネイティブスピーカーはひとりだけでしたので
私たちの英語は相当にブロークンでした。
通じりゃいい!の世界でしたので・・。
だからほんとに現代の英語圏の若者が
そう表現するのかどうかはわかりませーん。
やはり、みんなぴちぴち乙女です。
そういうところに行きたいお年頃のようです。
おばちゃんにはつらいわーと思いつつも
スペインの夜の盛り場(笑)とはどんなものか、とついていくことに。
もうねー、これねー、あり得ない盛り上がりです。
そして音楽がまたこれ、あり得ない!
例のコテコテスパニッシュポップスがひたすら流れる流れる!
そう、毎朝私たちの眠りを邪魔するあの曲たちです・・
でもこのスパッニッシュポップス、
だんだん愛着がわいてくるのです、
初めはあんなにイラついていたのに
いつの間にやら鼻歌で歌っている自分にがくぜん(笑
今では「あの曲日本に持って帰ろう」
と思うまでにハマってしまいました〜
その朝の目覚ましソングと
このディスコ(?)の選曲がまーーーったくおんなじ!
すなわち、うちら外国人のくせに
「流れてる曲全部知ってる。しかも歌える」
という状況(笑
嫌が応にも盛り上がり・・・
踊り狂いまくりました!
25人の外国人女子が一心不乱に踊り狂う姿。
かなり異様なものだったでしょう(笑
朝方まで踊り狂った乙女たち。くたくたになってタラゴナ市内の
ボランティア団体オフィスにてザコ寝。
ココ!すごく快適だった〜
村の学校と違って
ハエと蚊が少なくて感動!!
学校だとね、
寝てるとハエが10匹くらい
ぶんぶんたかってくるのです。
しかもなぜか、顔を集中的に狙ってくる・・
なんか切ない。
あまりにも激しく踊り狂い、飲み明かしたせいで
さすがに乙女たちもぐったり。
11時頃になってのそのそと起きだします。
遅い朝ごはんを終え、
今日は現代美術館と考古学博物館へ。
現代美術館は、なんとタダ!
これが、けっこうおもしろかった〜
モダンアートってけっこう鋭い表現が多いので
ときどき刺激が強くて
ショック受けたりしちゃいません?
あたしだけ?(←小心者)
でもここの展示はなんだかのんびり雰囲気で
おもしろくてかわいらしいものが多かったので、
クラシック好きな人にもおすすめです。
考古学博物館は・・言うまでもないでしょう。
解説すると趣味の世界になるのでやめときます(笑
夕方からはタラゴナのお祭りに!
これがまた凄かった!
2つのグループに別れ、人間の体で
どれだけ素早く、高い塔を作ることができるか競うのです。
いわゆる、組み立て体操の進化版。
私が見た塔はなんと6段構成!!
笛の音に合わせてみるみるうちに塔ができあがってゆき、
感性までわずか1分ほど。
てっぺんに立つのは5、6歳と思われるちいさな子ども!
6段もあれば、3、4階建てのビルほどの高さ。
あんなところに登るなんてすごい勇気だわ〜
するする塔を登っていく姿が
おさるさんみたいでものすごく可愛かった!
このお祭りに参加するため、
みんな1年を通して練習に練習を重ねるのだそう。
一見の価値ありです!
やはり人間訓練ですねぇ。
毎日の努力は大事だぁ〜
今日はキッチンチームでした。だから発掘はおやすみ!
昨日タラゴナで泳ぎすぎて
背中がいたい・・・
日焼け止め適当にぬりすぎたっっ
こんなになるまで焼けるなんて
小学生以来です。
さすがに疲れがたまっていたので
昼からは外の木陰でひとやすみ
すると突然、たたき起こされた。
「izu!起きて!あたしの髪の毛結ってちょうだい!」
うぬ?
寝ぼけながら言われた通りに。
すると他の娘もやってきて
「ほら、izu!次はあなたの番よ!おめかししなきゃ!」
と、突然服を脱がされた。
「ほえっ!!??」
ぽかーんとしている私を尻目に
彼女たちはマットレスに着いていたシーツを取り外し
私のからだに巻き付け始めます。
そしてみるみるうちに原始人スタイルに。
「なに?これ?」
「今日はイベリアンパーティーよ!
イベリア人の格好をして、パーティーするの!」
葉っぱで腰飾りを編むひと
画用紙でアクセサリーを作るひと
庭の花を髪にさすひと
みんなそれぞれにイベリア人になりきってます。
あら、こんな企画があったのね!
これまた私、気付いてなかった(笑
ひとりびっくりしている私に
みんなが総出でメイクアップにヘアメイク
お化粧、一ヶ月ぶりだ・・・
(おかまさん家にメイク道具忘れたのですよ)
こうしてみんなの準備も整い、
夕飯開始!
鶏の丸やきと焼きじゃがいもを手づかみで食べます。
だってイベリア人だし!
巨大ツボに入ったワインをざぶんと手ですくって飲みます。
だってイベリア人だし!
やっぱり今日も踊り狂います。
だってイベリア人だし!
こうして夜はふけてゆくのです・・

朝から、
頭痛と吐き気がひどい
仕事にも行けずに
ひたすら眠るも
暑くて暑くて眠れない
心配したリーダーに
病院へ連れて行かれることに
今日はちょうど
お医者さんが村へ回ってくる日
小さな診療所へ向かいました
診察、終了。
どうやら感染症とのこと。
くぅ。
これで、海外での通院は3回目。
いっつも私そうなんです。
どうやら体の抵抗力が低いよう。
うう、情けない・・
診察料を払おうとすると、リーダーがびっくりしてひとこと。
「日本では、病院にお金を払うの?」
どうやらスペインでは、国民の診察料はタダらしいです。
うお。すごい。
もちろん私はスペイン国籍は持ってませんが
リーダーのカードで診察してもらったのでタダ。
うひょ。
お薬を飲んで寝たら、かなり楽になりました。
こっちの薬、めちゃくちゃでかいんだもの。
そりゃ、効き目ばつぐんだわなー
明日は、掘るぞぅ

今日も、朝からちょっと気分が悪い。
でもむりやり仕事に行きます。
もうお仕事も佳境だし
出来る限り、掘りたいのだ
仕事を終え、今日のエクスカーションは
なんとロッククライミング!!
発掘場所の山のふもとに
断崖絶壁があるのです。
川に面した絶壁なので
村からボートに乗って向かいます。
そして辿り着いた絶壁。
おお・・・
想像以上に急角度。
完全に90度です。
ヘルメットと安全装置を装着。
でも、これもやたら古いし
装着してくれるのは専門家ではなく
いつものリーダー。
大丈夫なのかっ
怖じ気づく乙女たち。
「はーい、一番にやりたいひと〜!」
・・・・・・
「・・じゃあ、izu!!」
ぐふっ!!
こんなとこでも指名くらってしまいました・・。
期待にはさからえず、登りましたよ、はい。

いやぁ、すんごい怖かった・・
みるからにへっぴり腰でしょ。
なにが怖いって明らかに
不安全な安全装置。
しかも使用法を
よく理解できてないわたし。
冷や汗だらだら。
怖ぇぇぇっ!!
いつちぎれるんだとドキドキ。
上手に登ればさほど腕力はいらないはずなんだけど
ひたすら腕力のみで体を上る初心者のわたし。
腕がぷるっぷる・・・でももう後戻りはできない!
へっぴりながらもなんとか登りきりました。
対して下りは力はほとんどいらず、ぴょーんと降下するだけ。
降下はけっこう楽しかったです、うん。
ところがさ!
あたしの後、だーーーれも続かない。
「こわーいっっ!むりっっ!」
と乙女たち。
結局登ったのはあたしだけ。
見物していたみんなに必死の形相の写真を多数撮られ、
結局「へっぴりizuヘン顔撮影会」
として本日のエクスカーションは終了。
みんな、ボートに乗ってここまで来たのに・・
いいのかそれだけで!!
プロフィール






